[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリア政府は16日に公表した2019/20年度(19年7月─20年6月)の年央経済財政見通しで、国内総生産(GDP)や賃金、財政黒字の見通しを下方修正した。
家計消費の弱さなどを理由に挙げた。一方で、堅調な法人税収や借り入れコスト低下がこうした影響を和らげるとした。
19/20年度の成長率見通しは、2.75%から2.25%に下方修正。20/21年度の見通しは2.75%に据え置いた。
賃金上昇率見通しは19/20年度が2.75%から2.25%に引き下げた。
失業率見通しは19/20、20/21年度ともに従来の5%から5.25%に修正した。
19/20年度の財政黒字見通しは50億豪ドルと、従来の71億豪ドルから引き下げた。それでも、モリソン政権が掲げてきた財政収支の黒字化は10年ぶりに達成する。
20/21年度の財政黒字見通しも従来の110億豪ドルから61億豪ドルに、21/22年度は従来の半分以下の85億豪ドルに、それぞれ下方修正。23年度までの累積黒字は235億豪ドルとなる見通しで、従来予想から210億豪ドル超の下方修正となった。
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December 16, 2019 at 07:59AM
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豪政府、19/20年度の経済成長・財政黒字見通しを下方修正 - ロイター (Reuters Japan)
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