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ビーガン米代表、北朝鮮と接触せず - 日本経済新聞

【ソウル=恩地洋介】米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は17日、韓国の滞在日程を終え、日本に到着した。北朝鮮に対話を呼びかけたが反応はなく、念頭に置いていた軍事境界線にある板門店での接触は実現しなかった。北朝鮮は年末が非核化交渉の期限だと主張するが、米国が譲歩する余地は乏しい。緊張を一段と高めるため、北朝鮮は今後も挑発行動を続ける可能性がある。

ソウル近郊の金浦空港から日本に向かう米国のビーガン北朝鮮担当特別代表(17日、ソウル)=共同

ソウル近郊の金浦空港から日本に向かう米国のビーガン北朝鮮担当特別代表(17日、ソウル)=共同

ビーガン氏は17日、ソウル市内で講演などの日程をこなし、東京に到着した。16日の記者会見で北朝鮮に「私たちはここにいる。連絡手段は知っているはずだ」と対話を呼びかけていた。韓国外務省の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長は17日、韓国メディアに「米国の提案に対する北朝鮮の公式反応はなかった」と語った。

トランプ米大統領は16日、北朝鮮の挑発姿勢を巡り「注意深くみている。何かが計画されているなら失望するだろう」と発言。「多くの場所を監視している」と語り、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射をけん制した。他方、北朝鮮は14日、前日に実施した「重大な実験」に関する朝鮮人民軍総参謀長の談話を出したのを最後に、米国には言及していない。

17日は金正恩(キム・ジョンウン)委員長の父、金正日総書記の死去から8周年の日だった。同日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、金正恩氏が金正日氏の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿を訪れたと報道。同紙の社説は核兵器やミサイルには触れず「敵対勢力の策動が日に日に強まっている」と指摘し、「自力更生」の必要性を訴えた。

北朝鮮が外貨収入源としていた出稼ぎ労働者の送還期限は22日に迫っている。国連安全保障理事会が対北朝鮮制裁で義務付けているためで、指導部の財政は一段と窮地に追い込まれるとみられる。

こうしたなか、16日には多くの北朝鮮労働者を受け入れている中国とロシアが安保理に制裁の一部停止を求める決議案を提出した。労働者の送還義務の撤廃に加え、南北の鉄道・道路の連結に向けた協力を認めることを呼びかけた。中ロはかねて制裁を緩和すべきだとの立場をとっている。

北朝鮮は下旬に党の中央委員会総会を開き、対外政策に絡む「重大な決定」をすると明らかにしている。1月1日には金正恩氏が新年の演説をする予定だ。米朝関係の先行きが一段と不透明になるなか、北朝鮮の非核化を巡る情勢は重要な局面を迎えている。

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December 17, 2019 at 05:03PM
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