
マレーシアは、インドネシアに次ぐパーム油生産国で、世界の3割を生産している。パーム油は、食用油から燃料まで幅広い用途に利用できることから政府は増産を奨励しており、マレーシアの主要輸出品目となっている。しかし2018年以降、数量の伸び鈍化に加えて、価格の弱含みもあり、輸出は低調となっている。
近年、パーム油の原料となるアブラヤシ栽培において、農園開拓による森林破壊などへの批判が高まっている。輸出先2位の欧州連合(EU)は19年3月に、輸送燃料へのパーム油使用を23年から30年にかけて段階的に廃止することを決定しており、数年後には大きく減少することが見込まれている。
また、輸出先1位のインド向けは、政治的な関係悪化を背景に足元で大幅に減少している。インド政府は、19年10月にカシミール地方の自治権を剥奪、12月にはイスラム教徒の不法移民への国籍付与を制限するなど、イスラム教徒への締め付けを強めている。イスラム教徒の多いマレーシアはこれらを非難しており、反発したインド政府が非公式にマレーシアからのパーム油輸入のボイコットを指示したと報じられている。
先行きについては、新型肺炎の感染拡大により、パーム油価格が下落しているほか、外需減速への懸念も高まっている中、さらなるパーム油輸出の低迷が懸念されている。(編集協力=日本政策投資銀行)
"油" - Google ニュース
March 23, 2020 at 03:10AM
https://ift.tt/2UbOepO
【データで読む】マレーシア、パーム油輸出が低迷 - SankeiBiz
"油" - Google ニュース
https://ift.tt/2YrqsGx
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "【データで読む】マレーシア、パーム油輸出が低迷 - SankeiBiz"
Post a Comment