12日の東京株式相場は小幅続伸の見込み。欧米で経済活動への制限が緩和される中で新型コロナウイルスの新たな感染者数が抑制されており、世界的なリスクオンの流れが続きそう。為替相場の円安も支えとなり、自動車や機械などの輸出関連やハイテク銘柄の一部が買われる公算。一方で米中貿易協議を巡る緊張は上値の重しになる。
〈きょうのポイント〉
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大和証券投資情報部の石黒英之シニアストラテジストは、欧米でロックダウン(都市封鎖)が徐々に解除され経済活動の再開への期待が高まる中、感染は「4月のピーク時のように市中で爆発的に起こっている状況ではなく、制御不可能ではない」とみられるとし、「グローバルなリスクオンの流れは続きそう」と話した。
石黒氏は、米中貿易協議を巡る摩擦がさらに激化すると経済活動が正常化に向かいつつある中国の外需が影響を受け、「景気回復期待がそがれてしまうとの警戒感が日本株の上値の重しとなりそう」と述べた。
- 米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の11日清算値は2万0500円と、大阪取引所の通常取引終値(2万0490円)に比べ10円高
- けさのドル・円相場は1ドル=107円60銭台で推移、前日の日本株終値時点は106円92銭
- 前日の海外市況はこちらをご覧ください
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May 12, 2020 at 05:58AM
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日本株は小幅続伸へ、欧米の経済再開期待や円安-輸出やハイテク高い - ブルームバーグ
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