作詞・松本隆、作曲・筒美京平――。300を超える数々の名曲を生み出した2人の年の差は、9歳。バンド活動を経て歌謡曲の世界に飛び込んだ松本と、職業作曲家を貫いた筒美。世代もバックグラウンドも異なり、音楽の指向性も、実は水と油ほど違ったと松本は振り返る。2人は、なぜ共同作業を続けられたのか。共通点を探ると、松本の答えはシンプルだった。(構成・定塚遼)
「木綿のハンカチーフ」「スニーカーぶる~す」「Romanticが止まらない」「セクシャルバイオレットNo.1」……。日本のポップス史上、最大級のヒットメーカーとして知られた「作詞・松本隆、作曲・筒美京平」のゴールデンコンビだが、最初の共作は振るわず、お蔵入りに終わったという。「僕たちは水と油、北極と南極ぐらい違っていた」と松本隆さんは語る。名曲の数々はどのようにして作られたのか。10月に他界した筒美さんとの曲作りの秘密や知られざる関係性について、松本さんがロングインタビューで振り返った。
――多くの作曲家と仕事をしてこられた松本さんにとって、改めて筒美さんはどういう存在でしたか
歌謡界で1から100まで信頼できるのは京平さんだけだった。ニューミュージック界には、細野(晴臣)さんや大瀧(おおたき)(詠一)さんといったはっぴいえんどのメンバーや、ユーミン(松任谷由実)といった仲間たちがいて、彼らとはツーカーで作れたけれど、歌謡界でそういう存在だったのは京平さんだけ。何も言わなくても詞だけ渡せば良い曲をつけてくれたからね。
――あまりメディアに出なかった筒美さんですが、普段はどのような方でしたか
紳士でした。姿勢が良くてカッコ良くて、美意識の高い人。機嫌がいいときはニコニコしているけれど、時々怒る。武勇伝はいっぱいある人だけど、僕はケンカなんてしたことないんだ。2人で1カ月間ブラジル旅行したこともある。ツアー旅行。京平さんは、ツアーに参加していたおばさまたちにモテてアイドルになってたけれど(笑)。
――一番やりやすかったですか
通じ合っていたと思う。京平さんが仕事を引き受けてくれたら、それでもう僕の仕事は半分終わり。成功を保証されたようなものだったから。
――筒美京平さんの曲は、受け取ったとき難しく感じると聞きましたが
メロディーをシンセで弾いて渡…
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