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日本経済は2期ぶりプラス成長の予想、設備投資や輸出支え-4~6月 - ブルームバーグ

2021年4-6月期の日本経済は2四半期ぶりにプラス成長になったと予想されている。海外経済の堅調な推移を受けた輸出の好調持続に加えて設備投資も回復し、緊急事態宣言による個人消費の低調さを補う見通し。 

  内閣府が16日公表する実質国内総生産(GDP)速報値は、ブルームバーグ調査のエコノミスト予想(中央値)で前期比0.1%増、年率0.5%増が見込まれている。4月25日に始まった3回目の緊急事態宣言下でも、約7割のエコノミストはプラス成長を確保するとみている。

4-6月期は2期ぶりプラス成長予想

出所:内閣府、ブルームバーグ

  野村証券の桑原真樹シニアエコノミストは、ワクチン普及による海外経済の回復に支えられ、「企業部門の需要回復が強めで、これからの事業環境に適用したソフトウエア投資や情報化関連投資などに強い需要がある」と指摘した。輸出は4四半期連続、設備投資は2四半期ぶりの増加を見込む。

  5月の大型連休中の人流抑制を狙った緊急事態宣言は、酒類を提供する飲食店の休業要請など2回目に比べて厳しい内容だった一方、百貨店など大型商業施設に対する休業要請は連休後に緩和された。個人消費のエノミスト予想中央値は1-3月期から横ばいが見込まれている。

  大和総研の小林若葉エコノミストは、「5月中旬以降に人出が回復し、サービス消費が予想以上に回復した」と指摘。一方、みずほリサーチ&テクノロジーズの酒井才介上席主任エコノミストは、3回目の規制措置が厳しく、「6月に宣言解除や自粛疲れで経済は持ち直したものの、ならすと個人消費は若干マイナス」と予想する。

緊急事態宣言 期間 対象地域
1回目

4月7日-

5月25日

7都府県から一時全国に拡大
2回目

1月8日-

3月21日

1都3県から一時11都府県に拡大
3回目

4月25日-

6月20日(沖縄除く)

4都府県から一時10都道府県に拡大
4回目

7月12日~

8月31日(予定)

2都県から6都府県に拡大

(8月12日時点)

  3回目の宣言が6月下旬に沖縄を除き解除されものの、感染力の強い変異株への置き換わりが進む中、五輪開催を控えた東京都は7月12日から4回目の緊急事態宣言下に入った。8月に入り感染拡大の勢いは増しており、医療提供体制は逼迫(ひっぱく)感が強まっている。

  酒井氏は、最大級の感染拡大を踏まえると、「緊急事態宣言は9月下旬まで延長される可能性が高く、商業施設への休業要請など追加的規制強化を求める声が強まる」という。結果として7-9月期も個人消費の低迷は続き、輸出や設備投資などで若干のプラス成長を維持する傾向が続くとみている。

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August 13, 2021 at 06:13AM
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