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ひょうご経済+|【NEXT】経済|マレーシア大臣 経済成長へ「神戸と親交深めたい」 - 神戸新聞

対日貿易の展望について語るマレーシア国際通商産業大臣のダレル・レイキング氏=29日午前、神戸市中央区、ホテルオークラ神戸(撮影・鈴木雅之)

対日貿易の展望について語るマレーシア国際通商産業大臣のダレル・レイキング氏=29日午前、神戸市中央区、ホテルオークラ神戸(撮影・鈴木雅之)

セミナー後の個別相談会で情報交換する日本とマレーシアの経済関係者=神戸市中央区波止場町、ホテルオークラ神戸

セミナー後の個別相談会で情報交換する日本とマレーシアの経済関係者=神戸市中央区波止場町、ホテルオークラ神戸

 マレーシアのダレル・レイキング国際通商産業相は29日、日本からの企業進出や投資を呼び掛けるマレーシア主催のセミナーのために神戸を訪れ、神戸新聞社のインタビューに「ものづくりの技術が集まる神戸と親交を深めて経済成長したい」と語った。

 同国では2018年5月、親日家で知られるマハティール氏が15年ぶりに首相に復帰し、対日関係を強化している。レイキング氏は日本貿易振興機構(ジェトロ)などと協力し、IT導入による製造業の高度化に取り組み始めたことを強調。航空宇宙や医療機器などの産業集積も進めているといい、「製品の売り買いにとどまらず、技術や人材の交流に期待する」と述べた。

 同国投資開発庁によると、神戸からは大手・中堅メーカーを中心に約20社がグループ会社を設けるなどして進出済み。インタビューに同席した同庁のアズマン・マハムド長官は「さらに誘致したい。各国への輸出拠点にしてほしい」と話した。

 投資の呼び込みに力を入れる一方、20年の東京五輪や25年の大阪・関西万博でアジアからの訪日観光客が予想されることから、イスラム教徒の戒律にあわせた食材を生産し、対日輸出するハラール産業の拡大も図るという。

 この日、神戸市内のホテルで開いたセミナーには、同国の州政府や企業幹部ら約100人と、神戸商工会議所など日本側の経済関係者ら約200人が参加した。講演とパネル討論で、現地経済の動向や重点政策を紹介。個別ビジネス相談会では、同国の企業約40社がブースを設け、活発な情報交換があった。(内田尚典)

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November 29, 2019 at 04:17PM
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