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外国人労働者に頼る「人海戦術」が、日本経済の停滞を招くヤバい現実 - 現代ビジネス

12月4日、経済学者にして歴史人口学の泰斗であった、速水融・慶應義塾大学名誉教授が90歳で亡くなりました。

速水さんは、18~19世紀のイギリスで起きた、資本(機械)によって労働生産性を向上させた「産業革命」(industrial revolution)に対して、16~17世紀の日本においては、資本(家畜)の労働を人間が肩代わりすることによって労働生産性を向上させた「勤勉革命」(industrious revolution)が起きたと提唱して、世界の経済史研究に大きな影響を与えました。

速水さんの「勤勉革命」論は、単に江戸時代の日本の経済成長の仕組みを解き明かしたのみならず、経済成長を取り戻すために四苦八苦している現代の日本人にとっても、大きな示唆を与えてくれます。

拙著『野生化するイノベーション』から、速水さんの「勤勉革命」に関する議論を再構成して紹介しましょう。

働かなくなった日本人

近年、長時間労働が問題になっていますが、労働時間に関する調査によれば、じつは昔に比べて日本人の労働時間は徐々に減っています。今は週休2日が普及していますが、以前は土曜日も勤務日としている企業がほとんどでした。

また、1948年以降、国民の祝日も徐々に増えています。現在でもブラック企業問題は深刻ですが、平均的に見ると労働時間は減っているのです。

日本の成長会計のグラフを分析すると、「高度経済成長期」から「安定成長期」までは、働いている人の数の変化はそれほどないことがわかります。むしろ、働く人の数は、1975年から1995年の期間では16%増えています。およそ5600万人だったのが、1995年には6700万人ほどに増加したのです。

日本の成長会計のグラフ(出所:トータル・エコノミー・データベース)
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December 15, 2019 at 03:03AM
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