中部縦貫道、２０２６年春ごろ全通へ和泉−油坂 - 中日新聞

　中部縦貫自動車道大野油坂道路（三五キロ）のうち、大野市の和泉インターチェンジ（ＩＣ）−油坂出入口間（一五・五キロ）が二〇二六年春ごろに開通する見通しとなった。これにより、中部縦貫道の県内区間が全線開通する。池田町と岐阜県揖斐川町を結ぶ国道４１７号「冠山峠道路」（七・八キロ）が二三年内の全通を予定していることも分かった。

　ともに国土交通省が今後五年の道路整備に関する見通しを示す「道路の五カ年対策プログラム」に、新規公表区間として盛り込むもようだ。

　大野油坂道路は三区間に分かれ、既に大野−大野東ＩＣ間（五・五キロ）と大野東−和泉ＩＣ間（一四キロ）が二二年度末に開通予定と示されている。総事業費は二千三百十億円。

　中部縦貫道は福井市と長野県松本市をつなぐ全長一六〇キロの高規格幹線道路で、県内区間は福井北ＩＣ・ジャンクション−大野ＩＣ間（二六・四キロ）の永平寺大野道路が一七年七月に全通している。

　一方、冠山峠道路は福井−岐阜の交通不能区間解消を目的に〇八年度に着工し、岐阜県側の第１号トンネル（一・二キロ）が一七年七月に、県境の第２号トンネル（四・八キロ）が二〇年十一月に貫通した。二本のトンネル...

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